Last update: Tue, 01 Jul 2010 02:10:56 JST
[サイトのトップ] [GNOME] [987 Boxster] [SW20 MR2] [About Me]+ 先日の楽芸会でマーラーの交響曲第6番第1楽章の提示部を所見で吹いてみて、 High CisやHigh Dに出くわしたことは既に書いたが、 そうなると曲の他の部分とかが気になってきたので調べてみた。
+ ダウンロード可能なスコアやパート譜を眺めていて、 まず曲そのものの規模に驚いた。 なんと5管編成である。 特殊楽器こそオーソドックスな物(オーソドックスな特殊楽器というのも変な表現だが)に限られているようだが、 ようは「春の祭典」に匹敵する規模である。
+ ファゴットに関しては、 ファゴット4本とコントラファゴット1本(持ち替え無し)。 ただし4番ファゴットは1〜3楽章はタセット。 1番ファゴットのパート譜は実に24ページもある。 で、 ファゴットパートにはどのパートにもLow Aが出てくるのである。 しかも3番ファゴットにはLow Aのロングトーンまである。 どういうシチュエーションでのLow Aかがわからないのでなんともいえないが、 普通に考えたらどうすることもできない。 ニールセンの木管五重奏の最後のように筒をつけるわけにもいかなそうである。 これはやっぱりヘッケル製のLow Aエクステンションが必須ということだろうか。
+
一方、
コントラファゴットはLow Aの出る楽器が存在するのにもかかわらず、
Low Aは無いようである。
先ほどの3番ファゴットのロングトーンはコントラファゴットが同じ音(つまり記譜上は3番ファゴットのオクターブ上)を重ねているので、
ファゴットはサボっていても大丈夫そうである。
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